どの部位を鍛えるかを、明確に決めることが重要

 

筋肉(骨格筋)であれば、どの部位であっても筋トレは可能です。

 

ただし、特定の筋トレ種目で全身を一度に鍛えることはできません。

 

筋トレは、トレーニングをした部位しか鍛えることができないので、
トレーニングをする際は、どの部位を鍛えるかを、明確に決めることが重要になります。

 

マッチョな身体を目指すのであれば、胸や腕や肩など上半身の筋肉から鍛えていくことになりますが、これまでできたことをこれからも続けていくため、QOL(生活の質)を維持することが目的であれば、下半身の筋肉から優先的に鍛えていくとよいでしょう。

 

下半身には、もも前の筋肉である大腿四頭筋、お尻の筋肉である大殿筋など、人体の中でも特に大きな筋肉があります。

 

なので、下半身の筋力の衰えは、上半身の筋肉の衰えよりもより強く実感することになります。

 

上半身の筋肉も下半身の筋肉と同じ割合で減少していくとして、小さい筋肉の10が9になるのと、人きい筋肉の100が90になるのとでは、差が大きい分、100が90になる場合の方が、その影響は大きく感じられるはずです。

 

「下半身から衰える」といわれるのは、下半身の衰えの方が上半身よりも強く実感されるからなのです。

 

 

下半身の筋肉は、立っている時にも、歩く時にも使う筋肉であり、毎日よく使っている筋肉です。

 

頻繁に使フているだけに衰えにくいと思われるかもしれませんが、日常生活で使う程度では、筋力は落ちていく一方です。

 

しっかりトレーニングをする必要があるのです。

 

前ももとお腹の筋肉が衰え、脚を持ち上げにくくなり、スネの筋肉が衰えることによってつま先を持ち上げにくくなることでずり足になります。

 

さらにはお尻ともも裏の筋肉が低下することによって歩幅が小さくなってしまいます。

 

そして背中の筋肉の低下によって猫背になります。

 

これらが合わさってしまうと、猫背で歩幅の小さいずり足の、いわゆる「老人」の歩き方になってしまいます。

 

髪を染めて若作りをしていても、歩き方がおぼつかなければ、年寄りっぼいなと感じます。

 

逆に、白髪であっても、背筋がピンとして、しっかりした足取りで歩かれている方を腿ると、エネルギッシュで若々しい印象を持ちます。

 

頭髪の状態、肌のハリやシワだけでなく、姿勢や動作にも年齢は色濃く現れるものです。

 

若さをキープするという意味でも、下半身を鍛えることは非常に重要なのです。

 

行動力があることを指し「フットワークが軽い」と言うように、自分の足でしっかり歩くことができれば、行動範囲が狭まることもありません。

 

本来、全身の筋肉をまんべんなく鍛えていくのが理想ですが、これまで運動をしてこなかった50代以卜の方であれば、−番の動力となっている下半身の筋
肉から優先して鍛えていくことをおすすめします。

 

現在、足や腰に痛みなどがある方は、「自分には下半身の筋トレは無理」と思われるかもしれません。

 

寝転んだり、イスに座ったりと、足腰に負担をかけない形で行えるトレーニングもご紹介していますので、できるところから少しずつ鍛えていきましょう。