速く動かす

 

早く動かす筋トレ=速トレは、「動作の切り返し」が重要です。

 

動作を切り返すほど、筋肉や腱に弾性エネルギーというものが蓄積し、それを利用すると、一瞬、負荷重量以上の大きな刺激が筋肉に与えられ、筋肉に微細な狽傷が起こります。

 

それがトリガーとなり、筋肉が成長します。

 

こうした刺激が「メカニカルストレス」です。

 

メカニカルストレスを受ける分、筋肉が損傷し、それを修復しようとして筋肉が成長します。

 

初回のトレーニングではほとんどの 場合、筋肉痛が起こります。

 

筋肉痛が起こるような筋トレが最も効率的に筋肉を成長させると言われています。

 

筋肉痛は味方なのです。

 

このメカニカルストレスは、自重筋トレでも十分に筋肉に与えることができます。

 

再びプッシュアップ(腕立て伏せ)で説明しましょう。

 

曲げた腕を伸ばして身体を卜げると同時に、勢いをつけて上半身を浮かせてみます。

 

つまり、ちょっとだけジャンプするのです。(ジャンププッシュアップ)。

 

着地の際はしっかりと腕を曲げながら、胸と肘で衝撃を吸収します。

 

すると、身体が浮いた状態から手で着地した時の衝撃が胸に加わって、胸にかかるエネルギー(ストレス)が大きくなるのです。

 

それが筋肉への成長の刺激になります。

 

メカニカルストレスは、身体で感じる強厦はあまり大きくないのですが、筋肉的なダメージは実は大きいのです。

 

バンと速く動かすことで大きな力が出るので、筋肉を成長させるにはもってこいです。

 

このように、筋肉はメカニカルストレスが与えられても大きくなるし、ジワジワとホルモンが出るようなケミカルストレスが与えられるエクササイズでも大きくなります。

 

どちらがいいということはありません。

 

より効率的なのは当然、ケミカルストレスとメカニカルストレスを組み合わせることです。

 

メカニカルストレスで筋細胞にわずかな損傷を与え、そこにケミカルストレスで成艮ホルモンのシャワーを浴びせると、損傷を修復しようとする筋細胞に成長ホルモンが加わり、より一層の筋肥大効果を得られることになります。